鳥取 漁り火紀行 その3

 

漁場につく頃は薄明るかった空は、30分で真っ暗になりました。
漁り火が灯されると、船のまわりに集まってきた小魚たちの姿が見えました。
いつもは陸から見てる漁り火に、今自分たちがなっているのかと思うと、なんだか不思議な気分でした。

船長の山尾さんが、釣り道具を貸してくださいました。
棒状の釣り竿ではなく、木製の枠に糸が巻いてあるもの。
エサではなく、ルアー式でした。

10分もたたないうちに、あちこちで声があがりました。
イカが釣れ始めたのです。
漁り火に群がる小魚をねらって、イカが集まるのだそう。。。

透きとおったイカの体は、船に上げられたとたん、
怒ったようにパッと赤くなり、そしてだんだん白に変わっていきました。
剣先イカに属する白イカが、地方によって赤イカとも呼ばれる由来です。

釣れたイカの半分は、つづおさん特性の醤油につけて「おき漬け」に。
2日間くらい漬けてラップで冷凍すれば、お正月料理にもなるそうです。

針にひっかかったイカの足を食べてみると、
「うんま〜〜〜いっ!」
噛めば噛むほど、とイカの甘みとうまみとトロみが、口の中に広がって。。。
これが新鮮ってことなのか!
今まで食べた中で一番おいしいイカでした。

 

つづく